こんばんは!
突然ですが問題です。
EASY MO BEEが関わった作品で94年の名作ALBUM
といえば?
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そう!
THE NOTORIOUS B.I.G./ READY TO DIEですね!
後はCRAIG MACKのALBUMもそうですね!
EASY MO BEEが関わった95年作のALBUMとなれば、
2PACやLOST BOYZといったところが順当に思い
起こされるところ。
しかし!
この盤を忘れてはならない!
そう!
BIG DADDY KANEの6th ALBUMですよ!
何故かEASY MO BEEが手腕を振るった作品として
名前が上がらないこのALBUM。
BIG DADDY KANEとEASY MO BEEは古い付き合い
ですし、93年に発表された5th ALBUMでもEASY
MO BEEは相当にカッコ良いボコボコJEEP BEATS
を楽曲提供しているのですが、何故かBIG DADDY
KANEとEASY MO BEEの関連性は話題に上がる
ことはほとんど無いですし、この6th ALBUMに
ついても名作としてタイトルが挙がることは無い
ように感じます。
BDKのBEST ALBUMといえば1st、2nd ALBUMが
順当にタイトルが挙がるところですが、5th、6th
ALBUMも負けてはいません。
ということで、94年の隠れ名作となってしまって
いる、地獄の一枚を!
BIG DADDY KANE/ DADDY'S HOME
重たいボコボコBEATが炸裂する均整の取れた
PRODUCTIONが魅力のBROOKLYN STYLE...
LAID OUT、ズンズン進むBASS LINEにKANEの
超絶FAST RAPが炸裂する男の行進曲THAT'S
HOW I DID 'EM、PETE ROCK的な音像が調子良い
THE WAY IT'S GOIN' DOWNと、ALBUM全体の
出来の良さを支える3曲をEASY MO BEEが
PRODUCE!
ALBUMの冒頭を飾る、温かみのあるGROOVEが
心震わす落ち着いた音像で聴かせるDADDY'S HOME、
激情型の暑苦しいPRODUCTIONがILL AL SKRATCH
まんまのLYRICAL GYMNASTICSと2曲をL.G.が
PRODUCEでバッチリすぎる出来!
パンパンに膨(ふく)らんだモコモコでボコボコな
BEATがたまらないW.G.O.N.R.S.、温もりのある
BASS LINEにバチっとキレの良いSNARE DRUM
がKANEのRAPを映えさせる秀逸なPRODUCTION
が光るLET YOURSELF GOあたりが聴きどころ。
そしてSINGLE B面に収録され、DJ PREMIERが
個性的なMC達が映えるように軽快でタイトな
PRODUCTIONを用意した名作POSSE CUT、
SHOW&PROVE。
さらにはALBUMからの唯一のSINGLEとなった
A面曲で、BIG DADDY KANE本人が制作した
IN THE PJ'sが凄く好きで好きで。SHOW&PROVE
も最高ですが、僕はずっとIN THE PJ'sの方が
好きなんですよね。
COLD CHILLINからMCAに移籍してのKANEの
再出発ALBUMだっただけに、本人も相当気合いが
入っていたことでしょう!RAPにその気合いが
十分すぎるほどに表れた名作ALBUMですね!