PSYCHOTIC NEUROTICSの記念すべき1st ALBUM。
ECDもこのALBUMの"音響の良さ"にノックアウトされた
と言っていた通り、本質的な音の良さを味わう事が出来る
類稀(たぐいまれ)なるALBUM。
MIXINGの妙だけではない"何か"がここにはあるのだが、
それが選び抜かれたネタに起因しているのか、音像の
バランス感なのか、THE PSYCHOTIC NEUROTICSの
存在価値の無さなのか、THE PSYCHOTIC NEUROTICS
はこの程度の関わりでギャラを貰(もら)っていたのか、
THE PSYCHOTIC NEUROTICSって根本的に何?何なの!?
かどうかは分からないトコですが、僕が強く感じるのは
抽象的ではあるけど、"音の立ち"の良さという部分です。
知ったような事を書いてきましたが、僕は初めからこの
"音の立ち"に気付いていた訳ではありません。実は前回
紹介のLORD FINESSEの2nd ALBUMのDIAMONDが
PRODUCEした曲を聴いて"こんな音圧の悪いALBUMの
中で、彼の曲だけ何て音が立っているんだ!!"と衝撃を
受けてから、改めてDIAMONDのALBUMを聴き直して
"音の立ち"を気付かされたのです。DIAMOND先生の
この辺の音のセンスというか感覚ってホント素晴らしい!!
PSYCHOTIC NEUROTICS/STUNTS, BLUNTS&HIP HOP
全体の出来は言わずもがななので、特に好きな"STEP TO
ME"を。いやー、この曲はホントよく聴きました。極太
ゴロゴロBASS LINEとSOULFULLなネタの掛け合わせが
大胆かつ奇跡的な相性を見せた最高の一曲!! VERSE部分
の音の外し方も素敵過ぎですね!
あまり話題には上ることのない"WHAT YOU SEEK"も
大好き。10年前くらい?に狂ったようにかけていた時期も
あったくらいにお気に入りっす。単純明快なHORN+
疾走BEAT+太いBASSの方程式にヤラレてしまいますね!
2nd VERSEの始まりからの展開も大好き。しかしこの曲、
"FEEL THE VIBE"と同じくらいのQUALITYとよく似た
雰囲気がある割に、全く取りざたされる事が無いって何で?
僕、スネちゃうよ!
っていうか、全編にわたって繰り出されるDIAMOND Dの
RAPが何より気が狂います!! 音のうんぬんを書いては
みたけど、結論は"DIAMOND DのRAPはカッコ良い"と
いうトコですね!だって僕、RAPが好きなんだもん!!