NEW JERSEY-NEWARKと言えばこの人達、ELとTAMEの
“ARTIFACTS"。もともとはGRAFFITI ARTISTだった名残は、
SINGLEの表裏それぞれのジャケにて確認出来、特に1st
SINGLE“WRONG SIDE OF DA TRACK"のジャケは地獄の
カッコ良さ。“ARTIFACTSのGRAFFITI TRAINか、
全身フジカラー模様の路面電車か”というくらい素晴らしいです。
そこにきて、何故か1st ALBUMのジャケだけは?の出来。
あの意図不明のジャケは、
2時間説教コースです。
彼等の実質的デビュー作が、TRACK職人のNUBIAN CRAKERS
にFT.したこの“DO YOU WANNA HEAR IT?”
ここでは、もうすでに完成された危なげないRAPを聴かせてくれ、(GROUPとして
の立ちは後に完成形を迎えるとしても)そのポテンシャルの高さを垣間見ることが
出来ます。TRACKの完成度もすこぶる高く、JAZZY OLD SCHOOL DUBから
ARTIFACTSのVOCAL VERSIONにつなぐのが必殺でした。そして何より、特出
すべきはそのステッカー。よく分からない
ぬりかべのBOOTみたいなキャラが鮮烈。
THE FAT NEW JOINTって文句も最高ですね!
そして彼等の最高傑作と断言したいコレ
DYNAMITE SOUL/ALBUM VERSIONがすでにCLASSICですが、この12"に
収められた“PT.Ⅱ”が最高、
全裸で7回土下座の出来!まぁー何と言っても、FT.
のMAD SKILLZが飛ばしすぎ。間違いなく
95年の客演大賞でしょう!その名の
通り、DYNAMICなALBUM VERSIONを、BASSがブンブンうなるヘッドバンギン
TUNEに仕立てたEZ LPEEの手腕にも感服。おまけの“WHO I AM”共々、彼の
PRODUCERとしての才能を堪能出来る、
TREACH・PEPA夫妻並みの抜群の
カップリング。あ、3年で離婚してたね。例え失敗。
大きなHITこそないものの、これだけB-BOYに愛され続けるヤツらも少ないです
よね。僕も
50代のおばちゃんに愛され続ける人間でありたいです。